光脱毛とレーザー脱毛の回数と期間

脱毛器エピローグTOP ＞ 光脱毛とレーザー脱毛の脱毛回数と期間はどのくらい必要？

どんな脱毛方式であれ、脱毛を一通り完了させるまでには最低でも1年くらいは掛かります。

なぜかというと、光脱毛器でもレーザー脱毛でも電気針脱毛でもどういう手段でも肌の表面に出ている毛にしか作用しないからです。

人間の体毛には「毛周期」というものがあり、成長期→退行期→休止期 と3つのサイクルを繰り返しています。このうち、普段表面にでている毛は成長期の毛と退行期の毛だけです。休止期の毛は成長期に移行して表に出てくるまで脱毛できないのです。

休止期の期間は毛にもよりますが、およそ2～4ヶ月と言われています。

要するに今日脱毛しても、4ヶ月後にそれまで休止期だった毛が目を覚まして（成長期になって）生えてくることがあるということになります。

そして、表面に出ている毛というのは全体の3割程度しかないのです。これが脱毛回数が1回では絶対に終わらない理由です。

エステサロンで脱毛する場合には、さらに照射漏れや予約が思うように取れなかったりということもあり、18回くらいの脱毛回数を経て3年間くらいでようやく綺麗になります。

美容外科の医療レーザー脱毛であれば、もうちょっと早く終わり、5～10回程度、期間にして半年から1年半くらいの間で殆ど生えてこなくなります。

家庭用脱毛器の場合は、方式としてはエステサロンの光脱毛方式ですが、エステとは違い予約を取ったりしなくてよいため、1週間に1回ペースで照射していけるので、1年くらいあれば殆どの毛が生えてこない状態までなります。

よく脱毛サロンやクリニックで脱毛4回で数千円というとても利益を取れないだろうという激安価格でキャンペーンをやっていますが、これは4回では脱毛は終わらないのは確実なので、回数追加で別途料金を取れるからこういう客引きキャンペーンをできるわけです。

私たち消費者側としても2年間通うことを前提として費用を見積もっておかないと、最初に考えていたより何十万も多く費用が掛かったということになりますので注意してくださいね。

個人差がありますので一概に何回で完了とは言い切れないのですが、目安を以下に示します。

医療脱毛（レーザー脱毛）： 5～10回
脱毛サロン（光脱毛）： 　　10～20回
家庭用脱毛器（光脱毛）： 20～40回

医療レーザー脱毛は表面に出ている毛については一度照射するとほぼ生えてこなくなるほど強力なので、エステサロンや家庭用脱毛器の「光脱毛」に比べて少ない施術回数で完了します。

エステサロンの場合は医師法違反にならないために照射レベルを上げられない事情があり、脱毛効果が医療レーザーと比べると格段に下がります。また照射漏れなども必ずあるため、成長期の毛でも1回の照射で効果がでない毛が一定数でてきますので、どうしても多くの回数は必要になります。

よくエステサロンで脱毛6回でいくらという料金設定をしている場合が多いですが、6回コースでは毛の半分脱毛できれば良い方です。このことは理解しておいた方がよいです。薄くはなるので6回で満足される方も多いですけどね。

最後に家庭用脱毛器ですが、照射レベルはMAXレベルで照射すればエステサロンで施術するときのレベルと大差はないですが、自分で照射するとエステサロン以上に照射漏れなどが起こりやすいため、実際には回数自体はエステサロン以上に必要になります。

ただ、家庭用脱毛器の場合にはエステやクリニックのように予約を取る必要がなく、自分のペースで脱毛できるため、週1ペースで照射していけば1年間で40回程度は光を当てていけるので、エステよりもかなり早い段階で毛の無い綺麗な状態になるメリットがあります。

よく家庭用脱毛器は効果が殆ど無いという先入観を持っている方がいらっしゃるのですがこれは間違いです。

脱毛器自体のMAX照射レベルは当然エステサロンよりも下がります。

しかしながら、エステサロンでも火傷リスクを避けるため、MAXレベルで照射することは滅多に無いので実質的には同等くらいでの照射レベルになります。（脱毛サロンでも大体20ジュール以下での照射になります。）

エステサロンの場合、火傷をさせてしまってクレームを上げられると高い確率で医師法違反や業務上過失傷害に問われますので、高いレベルでの照射は避けざるをえないからです。

そういった事情もあり、エステサロンで脱毛するくらいなら家庭用脱毛器の方がリスクは低いです。